年明けにAppBankで「モバイル回線は『Google Fi』が最強！ 200カ国対応・通用料無制限・テザリング可・月額0円運用もできる〝神SIM〟なんです」という記事があがってました。
懐かしいねぇ。オイラも最強だと思って使ってましたよ。Google Fi。コロナ禍前に、結構レポートも書きましたわ。書いたと思って検索したけど、あまりヒットしないと思ったら、今は無きエンガジェットで書いてたわ。オレの記事返せ。ライブドアニュースに残ってたけど。
オイラも最強だと思ってたんだよねｗ でもコロナ禍を経て状況すっかり変わった。なのでAPPBANKの記事はいろいろキニナルモバイルが多い。
まぁ最初は泊まってもいないホテルを住所として使うとか、乱暴な方法をレクチャーしていたのはご愛敬として
いちばん厄介なのは海外利用が90日に制限されて、アメリカ本土にいかないと解除できないことなんだよね。当時とは規約が変わってると思う。
翻訳するとこんな感じ。
米国外で Google Fi を使用する
国際ローミングポリシー
アクティベーション: Google Fi の利用規約では、海外で Fi を使用する前に、主に米国 (領土を除く) で Google Fi サービスをアクティベートして少なくとも 1 日間使用する必要があります。Fi サービスの有効化について詳しくは、こちらをご覧ください。海外にいる間でもプランを再開できます。たとえば、デバイスを切り替えたり、出荷時設定にリセットしたりできます。使用範囲: 連続 90 日間にわたって使用の大部分が米国外で行われた場合、当社はお客様の国際データを一時停止します (アカウントはアクティブなままです)。少なくとも 1 週間米国に帰国すれば、一時停止を回避できます。一時停止の 30 日前に、Fi アプリに警告メールと通知が届きます。
一時停止の終了: データが国際的な長期使用のために一時停止されている場合でも、電話を使用して通話やテキストメッセージを送信することはできますが、米国での顕著な使用が少なくとも 30 日間観察されるまでは、国際データにアクセスできなくなります。
例外: 海外で勤務する軍および国務省の職員に対しては、政府の地位の証明を通じて国際的な例外を認めます。
Googleより
90日間でアカウントが停止されて、それを解除するには30日間はアメリカにいないとダメな感じ。これだと日本在住者が海外ローミング用として運用するのはちと厳しい。そのために設定するのはコスパが悪すぎると思うんだよね。
ところで
米国版のアプリストア：サービスの設定に「Fi」という専用アプリが必要なるので、米国版のストアを使えるように切り替えをしておきましょう。やり方は、iOS（iPhone）はこちら、Androidはこちらで確認できます。
AppBankより
って書いてあるけど、当時はこれに加えて米国のネットワークにつながってないと申し込めなかったと思う。知人のアカウントで開通する際にVPNでも意外とうまくいかなくて、Google Fiでテザリングして申し込んだりしたし。今ってアプリストアの国設定変えるだけでいけるようになったのかな？
あと料金も現時点だと意外としぶちん。
まず「Simply Unlimited」は海外の無料データローミングに非対応。「Unlimited Plus」は無料で海外でのデータローミングが使えるけど、Unlimitedと名乗ってはいるが50GBで速度低下なのよね。円安ってこともあって65ドルは約9400円だから、それで50GBのプランってコスパ悪いよね。
「Flexible」も無料で海外でのデータローミングが使えるけど10GBだから、それで20ドル（約2900円）なのでやっぱりコスパは悪い。
というわけで4年くらい前は確かに「最強」だったけど、今はそうでもないというか、ほかにもっと手軽に使えてコスパの良いeSIMサービスもあるので、「海外旅行向け」にGoogle Fiが「最強」と紹介するのはダサいなぁといった感じです。
ちなみに、この間の東南アジア周遊はHolaflyを使ってました。テザリングはできないけど、端末自体での通信は無制限ってプランが多いので。ハワイとかオーストラリアもHolaflyでした。これとahamoの2台持ち（3台目に楽天モバイル）って運用がここ1年半くらいのスタイルです。
少なくともタイトルの「通用料無制限」は直したほうがいいと思うよ。それだと料金青天井って意味になっちゃうｗ
1月9日に色々追記が入りましたね
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