『性風俗のいびつな現場』が良著だった

買ったけど読んでなかった性風俗のいびつな現場 (ちくま新書)を飛行機の中で読み始めたら、非常におもしろく一気に読んでしまった。

主題は、最近注目されていてニュースやドキュメンタリーでも取り上げられている「セーフティーネットとしての風俗産業」。
店、風俗嬢、ソーシャルワーカーなどそれぞれ取材をして、セーフティーネットとして風俗を仕事にしている人の問題や現状などが丁寧に書かれている。

実は風俗って女性なら誰でも手軽に稼げる職業じゃないんだよねぇ。なのにそこで働かざるを得ないのはなぜかが、よくわかる。

まとめがちょっと青臭いところもあるけど、それぐらいの気持ちでこれは取り組まないと良い方向に持って行けないんだろうなぁ。今後もじっくりと取材をして良いレポートを発表していって欲しい書き手さんです。

あと巻末のクイズがわからなかった……誰か教えて……

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