ローマでスリに遭遇

あ…ありのまま ローマで起こった事を話すぜ







ローマで合流した吉田夫妻と半日市内観光でフラフラ。お昼にワインを開け、しかもかなり歩いたので前日からの疲れもあり、いったん夫妻と別れて晩飯の集合時間までホテルに戻って休憩することに。



地下鉄のスパーニャ駅で、ホームの先頭で列車を待っていると、後ろから毛布を掛けた子供を抱いた女性が、なんかグイグイと押してくる。あまり表情というか人相が良くなかったので、「なんかイヤだなぁ、子供抱いてるから先に乗って座りたのか?」と思い、いったん下がって彼女をホームの先頭に出す。



列車が到着して、彼女が乗り込むがなぜか席には座らず、オイラの前に向かい合うように立った。うーんなんかイヤな感じ……しかも列車が走り出すとやはりグイグイ押してくる。



離れようかな? と思ったら女性がすっとオイラの前から列車の扉側にスライドした……とその瞬間オイラの首からぶら下げているカバンに違和感!! 見下ろすとカバンのジッパーがばっくり開いてて



財布がない!!



慌ててばっと車内を見回すと、その動きに周囲の乗客が「なんだ?」という感じでちょっとビックリしている……がその女性はほかの乗客となんとなく反応が違う。



絶対こいつだ! 周りの反応から単独でまだ財布はこいつが持ってる!!



と判断(文字にすると長いけど違和感感じてからここまで3秒くらい)。オイラは間髪入れずに子供にかぶせている毛布をつかみ、バッとまくり上げる。すると、なんとなくオイラの財布っぽいものが見えた!
女性はちょっと声をだしたが、オイラをにらみつける感じで、どう考えても一般女性がハラスメントを受けているような対応じゃない。
オイラもにらみ返して、かまわず再度毛布をまくり上げる。
すると、彼女の体から何かが落ちる……
オイラの財布や!!
その瞬間、オイラは足をのばして自分の財布を踏みつけて確保。さらに女性をにらみつけると、彼女もにらみ返す。
と同時に次の駅に列車が到着して、彼女はにらみながら列車を降りていった。
財布を拾ってカバンに入れる。一部始終を見ていたんだと思うが、となりに立っていたサラリーマン風の男性と目が合う。男性が「大変だったねぇ」というような顔をしてくれたので、そのときやっと気が抜けて、
( ´ー`)フゥー...
とため息をついて、落ち着いた。
何はともあれ、財布が戻ってきてよかった。
まぁ現金は日本円で3000円しか入れてなかったけど、クレジットカード(予備は別にしてホテルに保管)とかキャッシュカード、航空会社のラウンジカードが入ってたから、もし盗られたら手続きが面倒だし、ラウンジも入れないからねぇ……
晩飯は吉田夫妻とその知人でローマ在住の方とご相伴だったのだが、口をそろえて「取り戻したっていうのはほとんど聞いたことがないレアケース!」と言われた。
本当に戻ってきてラッキーだったわ。
しかし、Nexus One紛失事件(香港&中国 その3 その4)のときといい、オイラには旅行の神様がついてるみたいだが、かなりいたずら好きの神様のようで困ったもんだ……

コメント

  1. 桜井 より:

    ホントにいるんだねぇ、スリ。
    読み応えのある日記でした。

  2. れいこ より:

    あわわ。なんか絵に描いたようなローマにおるな!それもローマの休日ちごて、自転車泥棒とかの貧乏なイタリアン写実主義のほうの登場人物になって。

  3. ドバイ人 より:

    うわ~珍しい体験ができたねぇw
    アナタはネギしょってる鴨には見えないんだけど。
    つーか、ミュンヘンにいたんじゃなかったの??
    私は結局オクトーバーフェスト不参加のまま帰ってきました。。。

  4. Tobeadragon より:

    ローマは多いですよ。新聞売ってるのにも注意!新聞の下で子どもがスります。 私はこの見た目のせいか寄ってきません w

  5. なかやま@管理人 より:

    >桜井さん
    本当にいましたスリ!
    そこそこ気をつけてたんですけどねぇ。
    >れいこせんせ
    がっつりとローマの平日でしたw
    >ドバイ人さん
    今回は鬼のようにあちこち回ったの。
    あとでブログにアップします!
    >Tobeadragonさん
    でもまぁ“ハンズアップ”や“首締め”といった
    強引な手法じゃないだけましかなぁとw

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