iPhoneについて

mixiのコミュのトピで書いたのが思いのほかまとまったので、日記用に修正して転載。
どうもiPhoneでMMSが使えないからダメだ! みたいな論調をよく見かけるけど、それってMMSとS!メールを混同して考えるからだと思う。
ここで言われてるMMSはS!メールのことでしょ?
S!メールはあくまでMMSを利用した日本独自のEメールサービス(この辺はiモードメールもEZ!webメールも似たようなもん)。
日本以外の国だとMMSは電話番号へ送る、もしくはEメールアドレスに送ることはできるけど、EメールからMMS宛へ送れない。
具体的にいうと、aaa@aaa.comにMMSからメールを送ることはでき、aaa@aaa.comへは08012345678@softbank.ne.jpというアドレスで届く。
ところが、08012345678@softbank.ne.jp宛へメールを送っても、ケータイには届かない。これがMMS。
あくまで電話番号宛へのマルチメディアメッセージサービスであって、Eメールアドレスへの送信はおまけみたいなもの。まぁ海外ではキャリアが違ってもSMSやMMSが送れるんでそれでも便利といえば便利だけど。
ただ、海外ではそんなMMSのシステムよりも、パケット使ってEメール自体を取り扱いできればいいじゃん、という考え方。
だからiPhoneはSMSを搭載しても、メールっぽくはなく、どちらかというとチャットっぽいインターフェイスだし、MMS使うくらいなら、Eメールのほうが今まで使ってたメールアドレスがそのまま使えるし、MobileMeにすればプッシュメールにもなるから便利なんでMMSなんていらんでしょ? という思想。
これはiPhoneだけでなく、海外ケータイ端末でのある程度共通の思想。NOKIAもソニエリも中級機以上はPOPやIMAPの設定ができる端末ばかり。
日本ではエンドユーザーへのメールの普及が、PCではなくケータイから、しかも独自の方式で広がってしまい、さらに絵文字など独自文化が発展してしまっためピントが若干ずれてしまってんじゃないかと。
絵文字をEメールに対応させるのは不可能ではなく、実際Gmailは絵文字の表示が可能です。絵文字を入力したメールを作成するのも難しくはないと思う。
あくまで絵文字が使えるEメールサービスが提供されればいいわけで、必ずしもiPhoneがMMSをサポートする必要はないと思うけどね。
だもんで、MMSが必要なのか、それとも絵文字とプッシュ式が利用できるEメールが必要なのか、ここは分けて考えたほうが、iPhoneが(というかアップルが)なにをしたいのか、すっきりと見えてくると思う。
日本国内でMMSが他キャリア間でも送受信できるなら話は別なんですけどねぇ。
オレなんかはiPhoneに限らず、PC用のメールがケータイのパケット定額内で使用できるほうがありがたいと思うけどね。

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