自分探しが届かない

自分探しが止まらない』を成田のTSUTAYAで発見。平置きだったが、棚が一番上で174cmのオイラでも台がないと届かなかった。とりあえず機内用にこうたった。お礼はいずれワレメの時にいただきます。
飛行機の中で読み始めたら、2時間もかからず読み終わっちゃった。
そうかぁ、オイラは自分探ししてたんだ。気がつかなかったよ。
そういえば、あいのりのオーディションも行ったし、海外もフラフラしてるし
。クラブメッドも設立当初はへんな団体だったからなぁ。
自分ではただ遊びたいだけで動いてるつもりなんだけどね。
自分探しってのはもっと真面目なやつが、真面目にやるもんだと思ってたよ(笑)
まぁ自分を探してるつもりは自分ではないんだけど、他者に写る自分もまた自分ということで。
で、ここからが本題。
大学を出てから10年ちょっと、体育会ヨット部のOBとして部の面倒を見てきたわけだけど、体育会でヨットと二重苦なイメージで、部員数はつぶれるか否かの一桁台でずっと推移してきた。一応毎年新入部員は入るんだけど、やめていく人間も多い。
たいていは、家庭の事情とか金、単純にイヤになったなんだけど、この6年くらい、『ほかにやりたいことができた』ってのが異様に増えてきたのよねぇ。
そのやりたいことが将来の仕事につながるまじめなネタが多いのよ。ダブルスクールするからとか。
なにも大学はいってまでそんなに苦労するこたぁねぇなぁ、大学でてから学び直すくらいの余裕は人生にあるんじゃね? とかオイラは思うわけで。
大学辞めちゃう子も多い。オイラの頃はどんな大学入るのも結構大変だったからもったいなくて辞められないって感覚だったしねぇ。
それに、オイラは大学で最初に開催された就職セミナーで自分を見つめ直して自分ノートをつけなさいと言われた瞬間に、就職活動からドロップアウトした人間だし。でも雑誌の仕事したいとたまたま見つけたバイト募集でアスキーに拾われた。この辺は、本の著者さんとまったく同じ
で、将来を考えてる真面目な子こそ、体育会みたいなところに入ってくるのかな。さらに、就職難が将来に向けた活動が重要とか考えさせちゃうのかなと考えてたんだけど、いまいちしっくりこなかった。
この本読んでやっと原因が解ったっつーか、胸のつかえがとれた感じ。
やりたいことを仕事にすることを至高とする教育と風潮が生み出した子供達なんだねぇ。
おぼろげながら、部をどう運営して、若い子をどう誘導すれば辞める率を低くできるかイメージできそう。
いやぁよくできた本でした。
でも、P25の7行目の“自衛隊への徹底”は“自衛隊への撤退”の誤植だと思う(笑)

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