もやしもん 1

 イブニング連載のなかで一番のお気に入り。菌が見える主人公が農大に入学して繰り広げられる学園コメディー。
 でも、主人公の「菌が見える」ってのが最重要ポイントじゃないところが良い。雰囲気として究極超人あ~るに似てる。あ~るもアンドロイドだけど、そのことは超重要ポイントじゃないし。さらに言えば、学園のどたばた感が似ている。この巻ではないが、現在連載分の学園祭?は、春高の体育祭や部室攻防戦をといった感じ。キャラクターもしっかり書き分けられて個性もあるので、読んでいて気持ちが良い。農大とい設定も日常の中の非日常といった感じで読んでいて引き込まれるものがある。
 げんしけんがだんだん人間の内面を書き始めた、というか木尾漫画本来の持ち味を出してきた感じもあるので、今もっとも「あ~る」らしさを感じるマンガじゃないかなこれ。

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