130年前と同じ論争

そもそも年賀状自体が、新年の挨拶回りの代わりとして登場したもの。新年早々あっちゃこっちゃ行くのも大変だし数も限られる、それならハガキでって感じで始まったはず。まんがはじめて物語でモグタンがそう言ってたような覚えがある。
年賀の挨拶を書状でっていう風習は昔からあって、江戸時代、飛脚の発達とともにまぁメジャーに。それでも遠方の人が対象であって、あくまで行けるところは出向いてというのが基本。明治6年に郵便制度が始まり、郵便ハガキが挨拶状に便利だってことで大ヒット。ただ、その当時も、新年の挨拶を紙切れ一枚で済ますのは失礼だなんて論争があったわけで。結局、伝統(新年は年始回りをする)より利便性(はがき送るだけでラクチン)が勝ったわけで、それが130年の間に新しい伝統になった。今、電子メールという新しい便利なものが登場して、「電子メールでの年賀状は失礼か、失礼で無いか」なんてやっているのをみみると、130年前と同じで人間の根本的なところは何も変って無いんだなぁって感じ。

ITmedia Survey:電子メールで年賀状は失礼か?
パワー・インタラクティブによれば、年賀状を電子メールで済ませることに対して、約7割の人は肯定的であることがわかった。

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