家元の独壇場 第5弾 ガンバレ談志、俺がついてる

『家元の独壇場 第5弾 ガンバレ談志、俺がついてる』に行ってきた。
中入りをいれて3時間弱の公演。
生の落語は、中学生のときの文化鑑賞会で三遊亭円丈戸塚公会堂で聴いて以来だから20年近くぶり。ちなみにこのときは初めて新作落語というものを聞いてびっくりした覚えがある。落語は古典的な噺しかないと思っていたもんで。
で、家元の公演。オープニングは漫談と近日息子発売予定のDVDのプロモーションな感じ。
小噺は「役者に殴られるような警官が悪いんです。そんなんで日本をまもれるのか」がツボにきた。
その後、子ほめ→中入り→文七元結という流れ。
会場は東京厚生年金会館大ホールだったのだが、音響が悪くオープニングと子ほめが聞き取りづらかった(2階席の端っこだからとくになのかな?)。中入り後の文七元結は音響を手直ししたのか、はたまた家元のノドにエンジンがかかったのか、それともおいらの耳が慣れたのか、かなりましになって大笑いした。特に主人公が文七の自殺を止めるくだりからのテンポがいい。内容を知ってる話でもひきつけられるんだから落語ってすげぇなぁ。最近の芸人のネタで、何回見ても面白いっていうのがいくつあるか・・・・・・インパクト勝負の瞬間芸では飽きられるのも早いということか。
文七元結のサゲのあと、カーテンが閉まりかけるのを家元が止める。
「この噺きらいなんですよ。私流にということでひとつやってみましょうか」といことで、サゲのあとにもうひとつサゲを持ってきた。
非常に満足したが、やはり落語は、もうちょっと小さい箱で演者と近いほうが面白いのかなぁ。近いうちに定席にでも行ってみよう。
それと、中学生くらいの子供や、若いカップルもチラホラいたが話聞き取れたのかなぁ。オイラの場合「千字寄席―噺がわかる落語笑事典」とか読んでるし、まぁ子ほめも文七元結もメジャーな噺なので内容自体は分かってるから聞き取れるっていうもあるし。中学生とかがこれで「落語ってよく分からない」なんて固定観念持っちゃうとイヤだなぁ。

DVD寄席談志独り占め―「居残り」66分、「芸談」91分
立川 談志 田島 謹之助

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