九杯目には早すぎる

 お酒と酒場が舞台のミステリーのようなあおりだったので買ったのだが、その辺はイマイチ。もうっちょっとコテコテの酒物を期待したのだが。
 ミステリーとしてもイマイチ。ショートショートはもうひとスパイス欲しいし、短編は無駄な部分が多い。「大松鮨の奇妙な客」は合格点。「キリング・タイム」に及第点ってところ。キリング・タイムはインターネット云々のところが不要。表題作の「九杯目には早すぎる」にいたっては、時間が無くて適当に作りました感が漂う。表題作なのに。
 あと、他人のことは強く言えないんだが、たまに“てにをは”が変。読点打ち方も変な感じがする。

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