器だけ用意しても

カナロコ ローカルニュース
松沢成文知事は三十一日の定例記者会見で、ブログと呼ばれるインターネット上の日記風サイトを一日から開設することを明らかにした。

　週一の更新ならべつにブログじゃなくてもいいじゃん。ブログというかCMSの便利な点は『サイト管理者が楽できる』っていうのがポイント何だけどなぁ。インターネットの活用って情報発信が目的、ブログはあくまで手段。
　松沢県知事が自分でやるために、ブログという手段を選んだという話なら納得がいくのだが。松沢県知事が何かに書いたものを誰かがアップするって方式ならほんとブログじゃなくても良いわけで。ましてや週1回なら、そこらのフリーのCGIをチョコッと改造したもんでOKじゃん。
　なんかさぁ、最近雑誌とか新聞必死じゃん、ブログブームの記事。ブログを使うことが目的な感じで。ブログはあくまでツールだからねぇ。インターネットで情報を発信するための手段。はやくブログブームおわんねぇかな。手段がニュースになるのってオイラ的に面白みがない。
　あと、四国アイランドリーグのサイトには開幕ちょっと前から、石毛社長と各チームのブログページが用意されている。が、開幕してから1ヵ月、どのページも1度として記事がアップされたことはない。
　これなんか、「ブログが流行ってるからやりましょう」って企画が先行で、誰が、どんな情報を、どのタイミングで伝えるって話からスタートしたわけじゃないってことがヒシヒシと伝わってくる。
●試合内側を伝えよう
●生の選手の声を伝えよう
など、まずは発信したいものがあって、それをスムーズに行なうためにツール選択するのが普通だと思うわけですわ。ブログをやろう→何を書く？　では本末転倒ってわけやね。
　横浜ベイスターズのサイトは大矢陽子や球団広報のレポートがほぼ毎日更新されている。PHPだから何かしらのCMSで構築しているのだろうが、最初に伝えるものを決めてあるからこうやって更新できているんだろうなぁ。
　ただ単に球団情報載せるならLリーグオフィシャルサイトのコラム･LのススメみたいにHTML作成で十分だし。
　まぁ結局言いたいのは、ブログは器だから、中に次々と入れてかないと面白くないですよってこと。松沢県知事もがんばって更新して欲しいなぁってわけ。コメントとトラックバックを開放しているあたりは好感もてますし。荒れなきゃいいですけどね。