菊タローさんがアメリカ入国を拒否され牢獄に入れられた問題

菊タローさんがアメリカに行こうとハワイ経由でアクセスしたところ、入国拒否になって日本に戻された問題。

2016年からアメリカへ移住して、ちゃんとビザをとって活動していたわけだけど、今回はそのビザ更新がコロナ禍ということもありできず。ただアメリカには家もクルマもペットもあって生活拠点ができあがっているから、ビザ更新できないからといってそのままにしていては、お金もかかる。

なので今回はビザをとらずESTAで入国して、仕事はせずにアメリカ撤収作業をして日本に戻る予定だったわけね。帰国便のチケットもちゃんと用意してあると。

んで今回の件、問題はふたつあって、それをごちゃ混ぜにするとピントがずれてくるので整理。その問題は下記の2点。

  • ESTAでの入国拒否
  • 拒否の理由がでっち上げであることと、帰国便までの扱い

でまず「ESTAでの入国拒否」なんだけど、これはあるといえばある。というかビザをとってたとしても入国拒否はありえるんだよね。というのもビザの取得やESTAでビザなしの申請をしていても、入国できる権利を与えられたわけではなく、あくまでビザは推薦文書で最終的に許可するのは入国審査官なのよね。

んで、入国できる条件が揃っていたとしても、入国審査官があやしいと思えば入国拒否できる。それこそ「こいつなんか気に入らない」でもできちゃう。

今回の菊タローさんの例だと、これまでビザで入国してたのにESTAになってて、荷物が多かったりと審査官があやしいと思ってしまうポイントはいくつかある。なので「入国させたらそのまま仕事をしそうだ」という判断で拒否されるのは、可能性としてはすごい高い。

動画は非公開になってるけど生配信を見た限り、その辺は菊タローさんも理解しているようで、最終的に入国させることはできませんと言われたときに、「それがあなたの仕事なので従います」と伝えている。

問題なのはもうひとつのほうで、入国拒否の理由として「プロレスの試合がブッキングされている」と、虚偽の話がでていること。単純に「仕事しそうだからダメ」ならまだしも、ありもしない仕事をでっち上げてるのは、やりすぎだなと。

さらに、すぐに日本へ戻す飛行機がないから、そのあいだ滞在する場所が必要とはいえ、それが刑務所というのは変な話で、しかも移動時は手錠をはめさせられたというのも酷い。帰りの飛行機はチケット変更扱いになっていることからも自費での帰国なので、なにか犯罪での強制送還ではなくあくまで入国拒否。

入国拒否されたこと自体は犯罪ではないわけで、犯罪者でない人に手錠をかけて、しかも2日間も刑務所に収監するというのは、非常に大きな人権侵害にあたるのではと。

争点とするなら、そのあたりじゃないかなぁ。なんとかESTAなりビザなりで入れるようになるといいんですけどね。

旅人ITライターさとる
旅人ITライターさとる

入国できるかは審査官の胸三寸なので、オイラは旅慣れてても毎回ドキドキしてます

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