「楽天モバイル大躍進!」の記事は本当か?

Twitterに流れてきたこの記事。

MMD研究所調べで、「メインのスマートフォンで契約している通信サービス」という調査のトップが楽天モバイル(MNO)だったんだよね。調査結果は↓。

これちょっと説明不足かなと思うんだけど、たぶん2020年3月から10月に契約した人を対象とした調査だとして、確かに楽天(MNO)が21.3%でトップ。そのほか10%台と負けてるよね。

んじゃぁ実際の数はどうなっているのか、電気通信事業者協会の事業者別契約数をチェックしてみる。

楽天(MNO)の数はでてないけど、3キャリアの2020年3月から2020年9月の増加数は下記な感じ。

 2020年3月2020年9月増加数
ドコモ8032580080986600660800
ソフトバンク43185900443074001121500
au58642700599347001292000
UQ3447190035052400580500
au+UQ  1872500

楽天(MNO)はこの間の発表会で、現在約160万契約という数字を発表してた。んでauとUQを足した2020年から2020年9月の増加数が約187万回線。MMDの調査でも13.2%+8.6%なので合わせると21.8%。電気通信事業者協会の報告からすると、ソフトバンク+Y!の%が少し多いかなという感じもあるけど、楽天が21.3%で160万回線なら、まぁ概ね実数どおりの伸びかなって感じ。

はっきり言うと、楽天(MNO)は全部タダで1年間無料という条件で配っても、不調のドコモは別として、ほかのキャリアと増加数はそこまで変わらないってのは大躍進といえるかなぁと。実数で倍くらい差がついてたらすごいけど。倍だったら目標の年内300万回線に届いてたしね。シェアでと言ったら、ドコモは8000万回線に対して楽天は160万回線だからねぇ。

楽天もいろいろと不利な立場ながら、がんばっているとは思うんだけどね。

旅人ITライターさとる
旅人ITライターさとる

っていうかドコモは収入・利益も増加数もひとり負けなのか。こりゃ親会社が手を入れてくるわけだ。

コメント

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