クラウドファンディングの「全世界197カ国制覇」がいろいろ酷い

CAMPFIREで「世界最年少で全世界197カ国制覇して、全世界の説明書をつくりたい!」というプロジェクトがスタートしています。

2020年10月までに全世界197ヵ国をまわって世界最年少のギネスに挑戦ということで、約1年半しかないのに、しかもその資金でチャレンジングだなと。それならばと、シリアとソマリア、ベネズエラの3ヵ国の説明書なるものをリターンとして提供して貰うため、3口出資しました。

ところが、最初の活動報告で

Q. 外務省が退避勧告を出している国はどうするの?
A.  退避勧告が出ている国と地域には、立ち入りません。
  命には変えられないので、安全第一で行って参ります!
  退避勧告が解除され次第、渡航いたします。


という衝撃の記載。え? それならギネスに挑戦は最初から無理だよね? 期間内に197ヵ国回るって言うから出資したのに。しかも

Q. 予算足りなくない?
A. 今回のクラウドファンディングは6,7月の【東アジア、東南アジア、オセアニア編】です。
 詳細な旅のプランは、パトロン様限定公開の活動報告でご報告させていただきます。

とも。これ今のメインページでこそ記載がありますが、最初に掲載されたときには書いてありませんでした。その金額で回るからこそ価値があると思って出資したのに……。↓が初期掲載のころのログ。

というかプロジェクトの重要な前提条件を後出しにするって酷くない? はっきりいって騙されました。これじゃ単なる世界周遊スタンプラリーにお金頂戴じゃん。それならそれで出資しなかったのに。期待している成果も当初から達成見込みないし、リターンも貰えない。

ちなみに目標金額の1,297,280円って、多分贈与税回避狙いなんだよね。これリターンが出資に見合ってないから寄付型になるので。さすが早稲田様。こういうところは抜かりないのにね。

まぁ常々「人の金で世界一周しようとしてる人にろくな人間はいない」というオイラの持論がここでも証明された感じですw

コメント

  1. 峰島 より:

    ここにこのような記事があったのを、つい先ほど知りました。

    CAMPFIRE ヘルプページ
    ◇H-5.寄付型クラウドファンディングについて
    https://help.camp-fire.jp/hc/ja/articles/360025926552
    には「※寄付型クラウドファンディングをご利用いただけるのは、特定の法人格に限定しており、審査がございます。」とありますが、「全世界197カ国制覇」は ”特定の法人格” に該当するのでしょうかねぇ・・・。
    個人の立場でのクラウドファンディングに見えます。となると、寄付型ではなく購入型クラウドファンディングという扱いになるかも知れません。そのあたりは確認が必要かと思われます。

  2. yenma より:

    リターンは訪問国の説明書の販売とかなので、寄付ではないため大丈夫なのかと。
    まぁCAMPFIREの審査も通ってますしね。
    あれでも結構厳しいんですよ。私も自分のやほかの人の手伝って3回ほどやってますが。

    • 峰島 より:

      >yenma さん

      そう、CAMPFIREの審査を通っているわけですよね。どのような審査なのか詳細は知りませんが。
      また、購入型となると、リターン内容のバランスが適切か否か?という指摘もあるようですが、このバランスはどのようにして評価するのでしょうね。

    • 峰島 より:

      肝心なことを1つ書き漏らしておりました。何度も申し訳ありません。
      購入型となると、注文された国をすべて訪問し、注文された分の説明書がすべて作成されるかどうかが一番の問題ですね。

  3. yenma より:

    私もTwitterやFacebookで動向はみてます。
    バンコクのタクシーが多分高速代を請求して「ボッタクリだ」とか言うツイートとかw

    それよりも、世界最速最年少がほぼ達成不可なのに、CAMPFIREでまったく説明がされてないんですよね。
    CAMPFIREでもFacebookでも10日以上前にコメントしてますが返信なしです。

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